寝たきりの高齢者の増加から、医師・ホームヘルパー・ケアマネジャーなどと共に、在宅ケアの一つの専門分野を担当するという位置づけで、出張マッサージの社会的役割も高まっています。出張マッサージは医療保険による在宅訪問施術が認められ、その他の保険種についても、労災保険の適用が認められるケースもあります。また、生活保護の医療扶助としてマッサージの訪問施術に対する支給も認められています。
一部の地域では、請求金額が一度患者へ支払われた後、患者を介して施術者へ支払われる、償還払い形式となっている場合もあるようですが、これも近いうちに保険者から直接、施術者へ支払われる委任払い(代理人払い) 方式になると言われています。マッサージを療養費の支給対象とする制度は、各都道府県ごとで多少の違いはありますが、ほとんど整備されたと言えるようです。
つまり、マッサージは医療であり、健康保険も条件付(医師同意必要)ですが取扱できるわけで、資格を取得し、法律に即して出張マッサージを行っていくなら、こうした面での収入も見込めることになります。マッサージ自体、決して収益は高いものではありません。開業するなら、店舗を持って開業となるとテナント代、ベット代などなどで数百万〜数千万円の大きな経費がかかってしまいます。しかし、訪問マッサージは10万円もあれば独立可能です。
ニーズの高まりもあり、出張マッサージは今後注目される業種かもしれませんが、ある程度の信頼を得て、安定した顧客を獲得するには、無資格で行うではなく、資格を取得し、技術を磨き、経営のノウハウも身に付けたほうが良いのは言うまでもありません。出張マッサージだと、勤務時間が不規則になりがちで、休日も仕事しなければいけないなど、出張ならではの難しさもあることは頭に入れておいたほうが良いでしょう。